IMC: in silico MolecularCloning
開発アドバイザー:
奈良科学技術大学院大学:小笠原直毅教授、金谷重彦教授、東京工業大学の黒川顕教授の協力の下に開発されています。
販売開始日:2005年4月1日
IMCは、クローニング実験の操作をコンピュータ上で実行できるところに大きな特徴があります。クローニング機能には、制限酵素消化、PCRプライマー設計、PCR増幅、ライゲーションなどの基本実験が含まれています。この実行には、特殊なデータは不要で、GenBankやEMBLなどの公的なデータベースから入手できる塩基配列データをそのままクローニングすることが可能です。クローニングの際に、制限酵素消化断片やPCR産物の末端形状(粘着末端、平滑末端など)は正確に保持され、同一形状で相補的配列をもつ断片同士のライゲーションのみ、有効にすることができます。Primer情報は塩基配列上に貼り付けられ保存されるため、Primerの管理にも有用です。
サブカテゴリ
IMCエントリーエディション
対象
初めてゲノム解析ソフトウェアを使う方
生物系学部学生
生物系クラブに属する高校生
その他ゲノムに興味を持たれる方
スタンダード版には、クローニング機能はもちろん、相同性検索やパターン検索機能、アノテーション機能など分子生物学研究用の基本機能が含まれています。
2023年11月リリースのIMC 8.70からスタンダード版の名称を変更し、クローニング版(IMC Cloning Edition)となります。
ゲノミクス版には、スタンダード版の機能に加えて、グラフィカルな結果表示を備えた比較ゲノム解析機能が追加されています。
ドットプロットや、多重環状ゲノムマップ、ゲノムリアレンジメントマップ、ベン図などの描画印刷(PDF, PNG, EMFが可能です。
IMC ゲノミクス版は、2023年11月リリースのIMC 8.70 から名称が変更され、IMC Genomics and Genome Design (with Array Analysis) Editionとなります。
IMC アレイ版は、2023年11月リリースのIMC 8.70からIMC ゲノミクス・ゲノムデザイン版に統合されました。
デザインスイート版は、2023年11月リリースのIMC 8.70からIMC ゲノミクス・ゲノムデザイン版に統合されました。
2023年11月リリースのIMC プレミアムーオミックス版には、旧IMC と旧GenomeTravelerのすべての機能が統合されました。
今後は、代謝解析機能が追加される予定です。